ミュンヘンは ドイツの南東バイエルン州に位置するドイツ第3の都市です。ドイツといえば、フランクフルやベルリンなど他に有名な都市もありますが、ドイツに初めて観光旅行に行くなら、ミュンヘンがおすすめです。
初めてのドイツ旅行ならミュンヘンがおすすめな理由は…
ミュンヘンをすすめる理由①ドイツらしい古い建物が残っている
第二次世界大戦で多くの街が焼けてしまったドイツの大都市には、あまり古い建物が残っていません。工業地帯の広がるドイツの西側の都市は、集中的に破壊されたため、比較的新しい建物が多く、街並みはそんなにきれいではありません。日本人の思い浮かべる「ドイツらしさ」が残っているのがバイエルン州だと思います。
ミュンヘンをすすめる理由②ロマンチック街道、ノイシュバンシュタイン城、オーストリアが近い
ミュンヘンは観光地として人気のロマンチック街道や、シンデレラ城のモデルとなったノイシュバンシュタイン城、そしてオーストリアのザルツブルクへのアクセスが良いのもおすすめするポイントです。
ロマンチック街道はヴュルツブルグからフュッセンへと続く、古き良きドイツらしさが残った街をつなぐ約400kmの街道。ロマンチック街道の全400kmを観光するなら、フランクフルトを起点に北端のヴュルツブルグから始める行き方と、ミュンヘンを起点に南端のフュッセンから始める行き方の2通りの方法があります。ロマンチック街道だけを目指すのなら、フランクフルト空港から入って、ミュンヘン空港から帰国するという旅行がおすすめです。
ミュンヘンをすすめる理由③日本からの直行便がある
ミュンヘン空港⇔羽田空港間は、ルフトハンザとANAの直行便が飛んでいます。海外での乗り換えに不安がある場合、直行便が飛んでいるのは、安心です。
ミュンヘンをおすすめする理由④治安が良い
ミュンヘンのあるバイエルン州は、のどかな雰囲気あり、人種差別関連の事件などがある東部に比べて、比較的治安が良いのも良いところ。バイエルン州は訛りが強いので、標準ドイツ語に慣れていると少し聞き取りにくいこともあります。挨拶は、標準ドイツ語のグーテン・タークではなく、グリュースゴ・ットという挨拶になります。
ミュンヘンでおすすめの観光スポット6選
ミュンヘンに行くなら外せない観光スポット、それぞれの営業時間、入場料金をまとめてみました。
1. マリエン広場&新市庁舎 Marienplatz & Neues Rathaus
ミュンヘンに来たら、まずは旧市街の中心にあるマリエン広場へ。ここでは11月~12月にかけてクリスマスマーケットが開かれます。
マリエン広場にある新市庁舎は、1909年に建築が完了した美しいネオゴシック建築の建物です。見どころは、塔の中の仕掛け時計。塔を見上げると見える、緑色の突き出た部分です。
<仕掛け時計の動く時間>
からくり人形が出てくる仕掛け時計が動く時間は、午前11時、正午12時。5月~10月は17時にも動きます。夜9時には、ミュンヘン小僧が出てくので要チェック!
<新市庁舎の塔>
新市庁舎の塔に上ることもできます。ここからはミュンヘンの景色を楽しむことができますが、新市庁舎が写真に入らないので、もしも一つだけ塔に上るのなら、新市庁舎が入った写真を撮れる聖ピーター教会の塔をお勧めします。
入場料:大人4€ 子供(6~17歳)1€
住所:Marienplatz 8, 80331 Munich
2.レジデンツ Residenz
レジデンツは、バイエルン王国のロイヤルファミリーが暮らした宮殿です。博物館、宝物庫があり、実際に使用されていた家具や食器、寝室などを見ることができます。新市庁舎から歩いてすぐです。レジデンツ内部はかなり広く、通路に沿ってそれぞれの部屋を順番に見ていくので、あまり時間がない場合は、レジデンツ博物館だけを観光するのがおすすめです。音声ガイドを聞きながら2時間程かかりました。
フレスコ画が天井に広がるアンティクヴァリウム広場
歴代の王家の先祖の肖像画が並ぶ先祖画ギャラリーは圧巻です。
入場料:レジデンツ博物館€7、宝物庫€7、レジデンツと宝物庫に両方入場できるチケット€11
営業時間:9時~18時 (冬期:10時~17時)最終入場は1時間前
3.聖ピーター教会 St. Peters' Kirche
95mの高さの展望台からは、新市庁舎とマリエン教会が入ったミュンヘンらしい景色を眺めることができます。観光のハイシーズンや仕掛け時計の動く時間帯は、狭い階段がかなり混むので、入場待ちになることも。
入場料金:3€
営業時間:10時~18時(最終入場17時半)
4.フラオエン教会 (Frauen Kirche)
玉ねぎ型のドームが特徴的な教会。ドイツの南部ではこういったタマネギ頭の教会が多くありあます。ドイツの北西部にはあまり見られません。
営業時間:7:30~20:30(冬期は~20:00)
住所:Frauenplatz 12, 80331 Munich
5.ドイツ博物館 (Deutsches Museum)
工業国ドイツの技術の発展の歴史を紐解く博物館。船、飛行機、蒸気機関などの実物が展示されているだけあって、巨大な博物館。少し旧市街から外れた場所にあるので、旧市街の観光が終わってから行きましょう。
Museumsinsel 1, 80538 Munich
営業時間:9:00-17:00
入場料:大人12€、子供・学生4€
6.ピナコテーク (絵画館)
美術館に行きたいなら、ピナコテークがおすすめです。時代の新しい順番に、3つの美術館に分かれていて、アルテ・ピナコテーク(旧絵画館)、ノイエ・ピナコテーク(新絵画館)、ピナコテーク・デア・モデルネ(現代絵画館)にはその名の通り、それぞれの年代に分かれた絵画が所蔵されています。
アルテ・ピナコテーク:中世からバロック期にかけての絵画が中心。
ノイエ・ピナコテーク:18世紀と19世紀のヨーロッパ絵画を所蔵。ゴッホのひまわりが有名。
ピナコテーク・デア・モデルネ:シュールレアリズム、ポップアート、20世紀以降の絵画や彫刻
日曜日は入場料が1ユーロになります。
<クリスマスマーケット>
11月最初の日曜日から12月24日まで、クリスマスマーケットが開かれます。ミュンヘンのあちこちにありますが、一番有名なのはマリエン広場のクリスマスマーケット。とてもロマンチックな雰囲気に包まれます。
<オクトーバーフェスト>
世界最大のビールの祭り。男性はレーダーホーゼンという皮のショートパンツを履いて、女性は胸元を強調するドレスを着て、みんなで長椅子に座ってビールと会話を楽しむお祭り。酔っぱらっているので会話が弾みます。
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