シカゴ美術館 - Art Institute of Chicago
シカゴに来たら、是非訪れたいのが、アメリカ3大美術館の一つでもある、シカゴ美術館 (シカゴ・アートインスティテュート)。1983年にシカゴ万国博覧会が終わった後にシカゴ美術館が設立されました。印象派やアメリカ美術など数多くの所蔵品が展示されています。あまり美術に詳しくない人も、これ見たことがある!という作品やお気に入りの作品に巡り会えるはず。
入口に立つ2頭のライオンの像が美術館の目印。このミシガン通りのメインエントランスから入ると、印象派、アメリカ美術等の有名作品が展示されているギャラリーに近いのでおすすめです。
シカゴ美術館のチケット・営業時間・アクセス
<入場料>
大人$25、子供(14歳~17歳)$19、学生$19、シニア$19 、13歳以下は無料
<開館時間>
10:30 - 17:00 (月、火、水、金、土、日)
10:30 - 20:00 (木曜日のみ)
https://www.artic.edu/visit?lang=ja
<アクセス・住所>
オヘア空港からは、地下鉄”エル”のブルーラインで一本。Monroe駅で下車。オレンジ、グリーン、ブラウン、パープル、ピンクラインはAdams/Wabash駅、レッドラインはJackson駅で下車。
ミシガン通りにあるメインエントランスから入ります。「コンテンポラリーアートだけ見たい」など目的がはっきりしている人は、新館入口からも入れます。メインエントランスが混雑している場合は、新館入口から入る人が少ないので、便利かもしれません。ミレニアムパークのすぐ南に位置しているので、巨大な鏡張りの像(クラウドゲート)と一緒に観光するのも効率的です。
本館入口 - メインエントランス。印象派、日本美術などはこちらから入るのが便利。
111 South Michigan Avenue, Chicago, Illinois 60603
新館入口 - コンテンポラリーアートが展示されている新館の入り口。
1589 East Monroe Street, Chicago, Illinois 60603
<手荷物>
荷物はチケット購入のすぐ横のカウンター "Checkroom" で無料で預けられます。引き換えのトークンは荷物を引き取るときに必要なのでなくさないように。
<音声ガイド>
音声ガイドの機械は$7で借りられます。日本語の説明は残念ながらありませんでした。音声ガイドでは、説明だけでなく、作品のテーマに合った音楽も流れてくるので、気分を盛り上げてくれます。スマートフォンにアプリをダウンロードすれば、無料で音声ガイドを聞けるのでお勧めです。
<館内地図>
館内地図のついたパンフレットは日本語版があるので、是非入手しましょう。
1.印象派ギャラリー
入場したら、中央の階段を上がり、シカゴ美術館の一番の見どころ、印象派ギャラリーがある2階に直行します。2階のメインは、印象派の作品。中世宗教画や中世~近現代のヨーロッパ絵画が多く展示されています。
ガラス戸を抜けると、ルノワールのコレクションが展示された広い部屋があります。日本でも人気のあるルノワールの、シカゴ美術館のコレクションは一見の価値あり。
「グランド・ジャッド島の日曜日」 ジョルジュ・スーラ
19世紀末の新印象派の有名な作品。美術の教科書でもおなじみのこの作品は、点描という手法で、全て点で描かれています。細かいところに注目すると、絵の中にサルがひそんでいたり、色々と面白い発見があります。絵画の前には大きな人だかりができていました。
シカゴ美術館の目玉は、クロード・モネのコレクションです。
中でも、異なる季節の作品が並べられた積みわらのコレクションは圧巻です。自然の色彩と光が美しく表現されています。作品が展示されている落ち着いた壁の色が、作品の色彩をさらに引き出していました。
「積みわら」クロード・モネ
2階の奥をどんどん進んでいくと、印象派の次は、ゴッホやゴーギャンの作品もありました。
2.アメリカの美術
シカゴ美術館は、アメリカの画家の作品を数多く所蔵しています。中でも有名なのは、こちらの作品。作品の前でたくさんの人が写真を撮っていました。
アメリカンゴシック (グラント・ウッド)
一見、夫婦のように見える二人ですが、実はこの女性は画家の妹で、男性は歯科医だそうです。音声ガイドを聞いていると、作品のトリビア情報を知ることができます。
3.コンテンポラリーアート
現代美術 モダンアートは、新館の2階、3階に位置しています。
アンディ・ウォーホールのマドンナなど有名な作品があります。
4.シャガールのステンドグラス
一階に降りて、彫刻の展示されているコーナーを抜けると、シャガールのステンドグラスがあります。シャガールブルーと呼ばれる特徴的な青いステンドグラスが有名なシャガールのステンドグラスを目当てにシカゴ美術館に来る人も多いほど、人気のコーナーです。
5.日本美術
1階の一角、メイン・エントランスの近くには、東アジアの骨董品のコレクションや、日本美術のコーナーがあります。この時は、たまたま日本の現代美術の特別展示がありました。東京タワーや、都庁など東京がシンボルの絵画が展示されていました。
6.ミュージアムショップ
最後は、ミュージアムショップに立ち寄りましょう。シカゴ美術館に収められた有名な絵画のマグカップ、マグネット、ポスターといったグッズや、アクセサリー、スカーフなど品揃え
絵画の本だけでなく、シカゴの建築の本など眺めているだけで楽しめます。閉館間際だったので、少し混んでいました。
美術館を出る前に、預けた荷物を引き取るのを忘れないようにしましょう。木曜日以外は、5時に閉まってしまうので、預けたままにしておくと大変です。
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