ドイツ第5の都市フランクフルトは、欧州中央銀行や証券取引所がある金融の街として有名です。実はドイツには、もう一つフランクフルトと呼ばれる町(ポーランドとの国境にほど近いフランクフルト・アン・デア・オーダー)があり、混同を避けるために、このフランクフルトはマイン川沿いにあるので、フランクフルト・アム・マイン (Frankfurt am Main) と呼ばれています。
フランクフルトはコンパクトに見どころがまとまっていて、そしてそれほど観光地として見どころが多くはないので、数時間から1日で十分に回れます。
フランクフルト観光おすすめスポット・おすすめルート
1.レーマー広場 Römer Markt
フランクフルトの市庁舎があるレーマー広場はフランクフルトで一番有名な観光スポットです。木組みの家々に囲まれたレーマー広場にいると、まるで中世の時代にタイムスリップしたかのような気分に。レストラン広場のあちこちあるカフェやレストランで、木組みの家々を眺めながらゆっくり食事を楽しんだり、フランフルト特産のリンゴ酒を飲むことができます。
レーマー広場では、11月の終わりから12月にかけて、ドイツ最大規模のクリスマスマーケットが開かれます。
<レーマー広場までのアクセス>
フランクフルト中央駅 (Frankfurt Main Hauftbahnhof) から歩いて約20分。市電(トラム)で行く場合は、11番か12番の路線に乗って、Römer/Paulskircheで降りるとすぐそこです。
2.フランクフルト大聖堂 Kaiserdom Sankt Bartholomäu
フランクフルト大聖堂、(正式名称は聖バルトロメウス大聖堂)は、レーマー広場の後ろ(東側)にあります。神聖ローマ帝国の皇帝の戴冠が行われていた歴史ある教会です。フランクフルトで一番大きな教会で、なので、見つけるのも簡単。教会内部は入場無料。大聖堂の塔に登ることもできます。
塔の入場料:大人3€
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3.ユーロ€マークのモニュメント Euro Skulptur
なんてことはないモニュメントですが、これを見ると、欧州の金融街フランクフルトに来た!という気分が盛り上がります。このモニュメントは、以前欧州中央銀行が本店あった場所にあり、位置的にはフランクフルト中央駅からレーマー広場へ歩いていく途中にあります。
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ユーロマークのモニュメントは、レーマー広場に市電(トラム)で行く際に、左手に見えるので車窓から眺めることができます。ただ、こんな感じになってしまうので、きちんと写真に収めたい方は、歩いていくことをお勧めします。
4.ゲーテハウス Goethe Hous
ドイツの文豪ゲーテの生家が再現されたゲーテハウスは、フランクフルトに来たら是非立ち寄りたいスポット。ゲーテが生まれてから青年期までを過ごした家は、第二次世界大戦で被害を受けたものの、修復され現在は博物館としてゲーテにまつわる調度品が展示されています。
公式ウェブサイトはこちら
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5.旧オペラ座 Alte Oper
1880年に歌劇場として建てられ、現在の建物は第二次世界大戦で破壊された建物を修復して1981年に再建されたもの。現在はコンサートホールとして使われています。美しくライトアップされる夜の姿も印象的です。
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<フランクフルト観光スポットへの行き方・おすすめ観光ルート>
フランクフルト中央駅から歩いて出発する場合、下の地図のように①ユーロ像、②レーマー広場、③フランクフルト大聖堂、④ゲーテハウス、⑤旧オペラ座という順で回るのがおすすめ。
足に自信がない人や時間を天気が悪い場合などは、市電を利用するのが便利。レーマー広場までは11番か12番の市電で行けます。旧オペラ座からフランクフルト中央駅までは、S-Bahnを利用すると簡単です。
<フランクフルトの治安>
ドイツはヨーロッパの中でも治安が良く、女一人旅でも怖い目にあったことはありませんが、フランクフルトは注意が必要です。ドイツの大都市は駅周辺はドラック中毒者が集まっている場合が多く、フランクフルトもフランクフルトの駅周辺は、治安が悪いので、人通りの少ない時間や暗くなる夜~早朝は避けた方が無難です。
フランクフルトの駅周辺の通りにはアダルトグッズや、ストリップバー等があり、見た目もあまり美しくありません。昼間には多くの人がいるので歩く分には問題はありませんが、スリも多いので、リュックサックやバックは前に抱えるなどして、隙を見せないように気を付けて下さい。